会社を設立して13期目ですが、
今年ほど「社員研修」について相談を受けた年はありません。
コロナ禍が少し落ち着いて
「対面の社員研修を復活させよう」とお考えの企業様が増えたのが、直接の原因です。
相談の中で
最も多いのは「新入社員研修」に関するものですが、
次に多いのが「階層別研修」に関するものです。
・そもそも「階層別」になっていない
・一応「階層別」にはなっているが、あまり研修効果が見られない
階層別研修に関する相談の内容は、上記いずれかに集約されます。
会社が成長していくと、
その階層ごとに「キチンと教育せねば」とお考えになるのは当然のことです。
「階層別研修」という「美しい絵」を描きたくなる訳です。
しかし、階層と言っても、
貴社と他社は、仕事も、理念も、社員も、全く異なります。
どこかの会社の階層別研修を真似して組んだところで、
貴社に合うとは限りません。
そのような「貴社に合わない研修」を実施しても、
研修を受けた社員は「右耳から入って、左耳から出ていく」状態になるばかり。
これでは、お金も時間もムダになりますよね。
大事なのは「貴社に合った階層別研修」をつくること。
貴社の理念・成長のベクトル、社員の強み・弱みや、仕事の内容・時間・問題点などを分析した上で、
階の数・時期・内容・回数などを決めていくことが必要なのです。
仮に、上記の考え方を以て「社内の人間だけで階層別研修を考える」ことをしても、
解決すべき問題の本質にたどり着かず、
結局は「描きたいように描いた絵」となった階層別研修を、これまで数多く見てきました。
※自分のことは
正面(前半分)はよく見えますが、
背中(後半分)は見えづらいですよね。それと同じです。
貴社の階層別研修は「絵に描いた餅」となっていませんか?
研修の見直しをお考えでしたら、ぜひご相談ください。